*以下、一部鳥種(ローリー類)には該当しない内容がございますのでご注意下さい。
当店では基本的に全ての個体をペレットに切り替えて管理しております。
★ペレットを食べるようになるには切り替えが必要です★
ペレットは栄養バランスが大変良いので「シードのみ」で飼育した場合に比べて飛躍的に健康&長生きします。
ペレットの普及で寿命8~10年前後と言われきた、セキセイインコ、コザクラインコ、オカメインコでも20年を超える個体も出てきています。
但し、味においては「ペレット」より脂肪・タンパク質を中心に構成される「シード」の方が美味しく、「シードと併用」しても通常は「ペレット」を食べないのが当たり前です。
人間が肉やジャンクフードを美味しいと感じる方が多いのと同じです。
(*極一部、選り好みせずペレットを食べる個体も居ります。)
●当店のおすすめは与える餌を1日の中で完全に分ける方法です●
☆実店舗では、100%の個体が同一のペレットで切り替えできています☆
▲重要な注意点▲
ペレット切り替えは飼い主様の自己責任において行って下さい。
当店では如何なる事故に対しても責任は負いかねます。
ご家庭でのペレット切替中は必ず毎日体重を測りましょう。
切り替え後も食欲が不安定な場合があるので定期的な体重測定を!!測定は1g単位で!!
また体重の数字だけにとらわれず外見上や排泄物の状態も要チェックです!!
◆その他のペレット切り替え方法◆
A. VETAFARM社推奨 ペレットをシードと混ぜペースト状にする
「メンテナンスダイエット」の製造メーカーでもあるVETAFARM社が推奨する方法です。
ペレットをシードと水(お湯)で混ぜペースト状にします。ペーストを餌皿に固く押し付けます(団子状にしてもよいかもしれません)。
。ペーストをほじくり最初はその中からシードだけを食べますが、少しづつペレットの味を覚えていきます。数日~数週間かけて徐々にシードの割合を減らし、最後にはペレットのみ、最終的にはペーストにしないそのままのペレットに移行します。
*濡れたペレットは特に夏場は傷みやすいので注意して下さい。
B. 他のペレットを試す
ペレットもメーカーやタイプによって味や風味が異なります。
与える種類を替えるだけで見違えるようにスムーズに切り替わる場合も多くあります。
メーカーによっては同じ味で粒形(粒の大きさや形)が異なるペレットも販売しています。
逆に栄養が同じで味が異なるものもございます!
食感が異なるせいか、味が同じでも粒形が変わっただけで食べたり食べなかったりする場合も多いです。
C. 果実食の傾向が強い鳥種の場合
…主に南米原産種(コニュア、カイクー、ピオヌス、アマゾン、マコウなど)
ペレットにリンゴやブドウなどの果汁を染み込ませると食べ出す個体も多いです。
またペレットを粉末にして果物に衣のようにしても効果的です。
味を覚えていったらペレットだけにします。
穀類食が強いセキセイ、オカメ、オーストラリアンパラキートなどには不向きですのでご注意下さい。*濡れたペレットは特に夏場は傷みやすいので注意して下さい。
D. 飼い主の食べているものを欲しがる個体の場合
野生下では主に群れで暮らす生き物は皆で一斉に餌場に行き採食し、一斉に水を飲みに行きます。仲間と同じ行動を取る傾向があるのです。飼い主様を仲間と認識している鳥ほど、飼い主様が食べているものを欲しがります。
これを利用し、目の前で飼い主様がペレットを食べているふりをし、時々ペレットを鳥に差し出してみてください。毎日根気強く続けることで食べるようになる個体もいます。
(*インコは頭がいいので“食べてるふり”を見抜く場合があります。その場合は抵抗がなければ実際にペレットを口に入れて見せつけてあげましょう。ペレットの原材料は穀類ですので実際に人間が口にしても通常は問題ありません。)
E.シードと併用しペレットの割合を増やしていく(推奨しません)
シードと併用することで、鳥への負担は少ないですが、シードだけで我慢してペレットに切り替わらない個体が多いのであまりお勧めの方法ではありません。
まず、その個体の「1日に食べる最低餌摂取量」を把握します。
把握した「最低餌摂取量」が誤っていれば鳥はシードだけで満足してしまい、ペレットには見向きもしません。そして、「最低餌摂取量」の範囲内で2~3週間かけて少しずつペレットの割合を増やしていきます。
■どうしても切り替わらない場合■
ペレットを使用せず、シードを主食とする場合はサプリメントの併用を強く推奨致します。